JA長野厚生連 南長野医療センター新町病院

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お役立ち医療情報

2024.05.24
お役立ち医療情報

帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンについて

南長野医療センター新町病院 薬剤部長 中沢俊喜

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は水ぼうそうのウイルスが原因でおこる皮膚の病気です。水ぼうそうが治った後もウイルスは体内に潜伏し続け、加齢などで免疫機能が低下するとウイルスが再び活性化して皮膚に痛みの伴う発疹があらわれることがあります。これが帯状疱疹です。日本人成人の9割以上が発症する可能性があると言われています。特に50歳代から高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

この帯状疱疹を予防するために最近ワクチン接種を行うようになってきました。帯状疱疹のワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があります。「生ワクチン」は1回接種、「不活化ワクチン」は2か月の間隔をおいて2回の接種となります。どちらのワクチンも副反応は接種部位の痛み、腫れ、発熱があると言われています。

参考までに「生ワクチン」の効果は接種8年後で31.8%なのに対し「不活化ワクチン」は接種10年後で80%あると言われています。接種費用ですが「生ワクチン」が1回8000円前後に対し「不活化ワクチン」は1回22,000円前後です。

いずれのワクチンも原則50歳以上の人が対象となり、どちらのワクチンを行うかはかかりつけ医と相談して行うことになります。

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