- 2025.11.10
- お役立ち医療情報
「介護の日」をご存知ですか?
南長野医療センター新町病院地域包括支援センター
社会福祉士 鈴木宏典
平成20年に厚生労働省が「国民に介護の啓発を実施するための日」として、毎年11月11日を『介護の日』と定めました。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」をキャッチコピーに、“いい日、いい日”にかけた、覚えやすく、親しみやすい語呂合わせとなっています。
現在、日本は世界でも有数の超高齢社会を迎えており、高齢者の増加に伴って介護を必要とする方も年々増えています。介護は、特別な人だけが関わるものではなく、誰もがいつか直面する可能性のある身近な課題です。家族や地域、職場など、さまざまな場面で介護に関わる機会が増えている今こそ、より多くの方が介護について考え、理解を深めることが求められています。
そこで、「介護の日」をきっかけに、介護について一度立ち止まって考えてみませんか?
それぞれお近くの地域では、地域包括支援センターなどが中心となって介護に関する知識や技術を学べる「介護者教室(各自治体で名称が異なる場合があります。)」が開催されています。介護の基本的な方法や認知症への対応、男性介護者のつどい、人生会議(ACP)、福祉制度の活用方法など、役立つ内容が盛りだくさんです。また、参加者同士の交流を通じて、悩みを共有したり、支え合える仲間と出会えることも大きな魅力です。ご自身やご家族の将来のために、まずは気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

