- 2018.11.28
- レポート
認知症ケアチーム発足
認知症患者さんは入院にともなう環境変化により、様々な影響を受けやすい状態になってしまいます。特に認知機能障害に関しておこる混乱やせん妄はさらなる認知症の悪化から要介護状態となり施設に入所してしまう方も少なくありません。国はこうした状況に対応する為、平成29年度から認知症に関する専門知識をもった多職種が連携して認知症のケアを行う『認知症ケアチーム』を設置して患者さんのケアにあたる施設基準を新設しました。
この様な社会状況のなか、当院でも平成29年度に「認知症認定看護師」、平成30年度に「認知症サポート医」の養成を行うことにより、この11月から「認知症ケアチーム」を立ち上げました。チームには認知症サポート医の本郷院長をチームリーダーとし、認知症認定看護師の鷲見看護師を中心に社会福祉士・薬剤師・リハビリテーション科の作業療法士・理学療法士・病棟のリンクナースが任命され、11月19日には第1回目となる認知症ケアチーム会議を開催しました。
今後は毎週1回の院内のラウンドと病棟カンファレンスやケアチーム会議を開催し患者さんのサポートを実施していきます。